🔰 FX初心者のための超入門ガイド｜まず知っておきたい基礎知識まとめ

FXってなんだか難しそう...
でも少額から始められるならちょっとやってみたいかも！

とぷす

そんな方のために、この記事ではFXの全体像や基礎知識を、できるだけわかりやすく解説していきます。細かい用語やツールの使い方は別記事で紹介していますので、ここではまず「FXとは何か？」「どんな仕組み？」「どうすれば始められるの？」といった疑問にざっくりと答えます。

FXとは？

FX（Foreign Exchange）は「外国為替証拠金取引」のこと。
ざっくり言うと、異なる通貨を売買して、その差額で利益を狙う投資です。

たとえば、旅行前に1ドル＝100円でドルに両替して、帰国後に1ドル＝110円に上がっていたら、再び円に戻すと10円分お得になりますよね？
この「為替レートの差」で利益を得るのがFXです。

また、FXでは株と違い「売り」から始めることもでき、相場が下がっても利益を狙えるのが特徴。

取り引きはスマホでもパソコンでも。通信環境とFX口座があればどこでもできます。
平日はほぼ24時間取引ができるので、忙しい人でもすきま時間に取り組めます。

FXの基本的な仕組みとは？

通貨ペアで取引する

FXでは常に2つの通貨を組み合わせて取引します。たとえば「ドル／円（USD/JPY）」のように表記され、左の通貨を買い、右の通貨を売るのが「買い（ロング）」、逆が「売り（ショート）」です。

ロング？ショート？

とぷす

FXでは、「買い」のことを“ロング（long）ポジション”、「売り」のことを“ショート（short）ポジション”と呼びます。

この呼び方は、もともと株式市場で使われていた表現が由来です。

ロング（long） は、「価格が上がるまで長く保有する」という意味合いがあり、買った後に値上がりを待つポジションを指します。
ショート（short） は、「価格が下がるのを短期間で狙う」というイメージで、売りから入って値下がりで利益を狙うポジションです。

今ではこの表現が為替市場でも広く使われており、世界中のトレーダーが共通語として用いています。呼び方はシンプルですが、取引の基本を理解するうえで大切な用語です。

FX博士

よく使う言葉だから覚えておくのじゃ

メジャー通貨一覧

通貨ペア	説明
USD/JPY（ドル円）	日本人に最もなじみがあり、情報も豊富。値動きも比較的安定。
EUR/USD（ユーロドル）	世界一の取引量。テクニカル分析との相性も◎。
GBP/USD（ポンドドル）	値動きがやや大きいが、取引量が多く、利益も狙いやすい。
EUR/JPY（ユーロ円）	ドル円より少し動きが大きめで、利益も狙いやすい。
AUD/JPY（豪ドル円）	比較的穏やかな動きで、中長期にも向いている。

メジャー通貨とは？

メジャー通貨は、取引量が多く、値動きが安定しており、情報も豊富なため、初心者も安心して取引できる通貨です

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通貨ペアとは？基本的な仕組みと見方を解説 FXでは「通貨ペア」を売買することで、為替差益を狙います。通貨ペアとは、2つの異なる国の通貨を組み合わせたものです。たとえば「USD/JPY」という通貨ペア ...

為替レートはどう決まる？

FXでは、為替レートの変動を利用して利益を狙います。
でも、そもそも為替レートって、なぜ上がったり下がったりするのでしょうか？
ここではその仕組みを、初心者にもわかりやすく解説します。

為替レートは「通貨の需要と供給」で動く

基本的に、通貨が欲しい人（需要）と売りたい人（供給）のバランスでレートは決まります。

ある通貨を欲しがる人が多ければ、その通貨の価値（レート）は上がる
逆に、売る人が多ければ価値は下がる

このバランスを動かすのが、次に紹介する「さまざまな要因」です。

経済指標が為替を動かす

各国で発表される経済データは、通貨の強さに直接影響します。

雇用統計（米国）
GDP（国内総生産）
インフレ率（CPI）
小売売上高や製造業PMI など

→ これらが予想より良ければ「その国の通貨が買われる」可能性が高くなります。

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金利政策と中央銀行の動き

通貨の価値に強い影響を与えるのが、中央銀行の金利政策です。

金利を上げれば → 外国人が投資したくなって通貨高に
金利を下げれば → 通貨安に傾きやすい

たとえば米国のFRBや日本の日銀の発言・決定は、為替市場に大きな影響を与えます。

地政学リスクと政治イベン

戦争やテロ、選挙などの政治イベントも、為替の不安定要因です。

不安な状況になると → **安全通貨（円やドル）**が買われやすくなる
安定していると → **リスクの高い通貨（新興国通貨など）**も買われやすい

投資家心理とセンチメントの変化

「ニュースを見てなんとなく不安…」という投資家の感情＝センチメントも重要です。

景気が良い → リスクを取って高金利通貨を買う
景気が悪い → 安全通貨に逃げる

SNSやメディアの雰囲気も、実は相場に影響します。

為替介入による急変動もある

政府や中央銀行が直接市場に介入して通貨を売買することがあります。

たとえば「急激な円安」が進んだ場合、日本政府が円を買い支えるためにドル売り・円買いを行うことがあります。

→ こうした介入は、一時的に大きな変動を引き起こします。

貿易と投資によるお金の流れ

**輸出が多い国（日本）**では、海外からの円買いが発生 → 円高要因に
外国株への投資が増えると → 外貨買い（円売り） → 円安要因に

企業や投資家の資金の動きが為替に影響します。

【まとめ】為替レートの動きは多くの要因が複雑に絡み合っている

為替レートは「◯◯だから上がる」と単純には決まりません。
経済、金利、政治、心理など、さまざまな要因が絡み合って日々変動しています。

だからこそ、FXではファンダメンタル分析やテクニカル分析などを組み合わせて、
今後の動きを予測していくことが重要なのです。

24時間取引が可能

🌍 世界中の市場がリレー形式で開いている

FX市場は、月曜の早朝（日本時間で5時ごろ）から土曜の早朝（日本時間で6時ごろ）まで、世界各地の市場が時間帯をずらして次々と開きます。

たとえば、

アジア時間（東京市場）：9時〜17時
欧州時間（ロンドン市場）：16時〜1時
米国時間（ニューヨーク市場）：22時〜7時

このように、世界の主要都市の市場がバトンを渡すように開いているため、平日はほぼ24時間いつでも取引が可能なのです。

⏰ 副業の選択肢として優秀

たとえばアルバイトや副業は、

「決まった時間・場所」に出勤する必要がある
「時給」で働くため、時間を切り売りする働き方になりがち

一方FXは、好きな時間に、自宅で取引ができるのが大きな魅力。
日中は本業があっても、夜や早朝、通勤前後の30分だけでも取引できます。

💡 忙しい人でも“時間のスキマ”でチャレンジできる

「朝に1回チャートをチェックする」
「寝る前にスマホでポジション確認する」

といった“すきま時間”の活用で取引が可能。自分のライフスタイルに合わせて調整できるため、副業としての柔軟性は非常に高いといえます。

FXで得られる2つの利益
キャピタルゲインとスワップポイント

キャピタルゲイン（為替差益）

FXのもっとも基本的な利益の出し方が「キャピタルゲイン」です。
これは通貨の価格変動によって生まれる差額の利益のことを指します。

たとえば：

1ドル＝100円のときにドルを買って
1ドル＝110円のときに売れば
1ドルあたり10円の利益になります。

反対に、「高く売ってから安く買い戻す」ことで利益を出す、ショート（売り）取引も可能です。
このように、「買い」でも「売り」でも利益を狙えるのがFXの特徴です。

スワップポイント（利息差益）

FXでは「通貨ごとの金利差」によって発生するスワップポイントという利益（またはコスト）もあります。
これは、通貨を保有している間に毎日発生する金利のようなものです。

たとえば：

日本の金利が0.1%、
南アフリカの金利が8%なら、
「ランド／円」を買って保有すると、差分の金利（スワップ）を毎日受け取れることがあります。

ただし、逆に「金利の低い通貨を買って、高い通貨を売る」と、スワップを支払う側になります。

スワップは通貨ペアや証券会社によって異なり、毎日受け取れる“利息収入”のような役割を持つため、長期保有派には重要な要素です。

初心者が知っておくべきリスクと対策

レバレッジの仕組みに注意

FXの最大の特徴のひとつが「レバレッジ」です。
少ない資金で大きな金額を動かせるため、うまく使えば大きな利益が狙えます。

たとえば1万円で10万円分の取引ができる、というのがレバレッジの力です。

ただし、これは裏を返せば損失も同じ倍率で大きくなるということ。

国内FXではレバレッジは最大25倍までと法律で制限されています。
海外FXでは100倍、500倍、1000倍など高いレバレッジが可能です。

初心者には、最初は低レバレッジでの取引がおすすめです。
大きく勝とうとする前に、「資金を守る力」を身につけることが先決です。

ロットとは？取引量を決める大切な単位

FXでは取引量を「ロット（Lot）」という単位で表します。
たとえば国内業者でよく使われる「1ロット＝10万通貨」、海外業者では「1ロット＝10万通貨」または「0.01ロット＝1,000通貨」などが一般的です。

小学校で習った「1ダース＝12本」のように、ロットも単位の一つ。
「1ロット＝○○通貨」を覚えておくことで、自分の取引量がわかります。

つまり、同じレバレッジでも「何ロットで取引するか」によってリスクとリターンが大きく変わります。

✅ 初心者が気をつけるべきポイント

ロット数が大きい＝損益が大きく動く
1ロットと0.1ロットでは、同じ値幅でも10倍の損益差が出ます。
まずは少額・少ロットからスタートするのが基本
FX初心者は、**0.01ロット（1,000通貨）**などの少額取引で経験を積むことが安全です。
自分の資金とレバレッジに合ったロット数を選ぶことが重要
レバレッジとロットを同時に上げると、リスクは一気に跳ね上がります。

ワンポイントアドバイス

「レバレッジ × ロット数＝リスクの大きさ」
この公式を常に意識しましょう。

海外FXはゼロカットで追証なし。国内は追証リスクあり

レバレッジと並んで重要なのが「追証（おいしょう）」の仕組みです。

追証とは？

損失が大きくなりすぎて、口座残高だけでは足りなくなったときに、あとから追加で入金しなければならないお金のこと

国内FXでは、相場が急変して口座残高がマイナスになった場合、追加で資金を入金しないといけない＝追証のリスクがあります。
海外FXでは、ゼロカットシステムを導入している会社が多く、口座残高がマイナスになっても追加で請求されない＝追証なしです。

つまり、海外FXでは最悪でも失うのは入金したお金まで。
これは特に小額から始める初心者には大きなメリットです。

ただし、ゼロカットを悪用して無理な取引を繰り返すと、口座凍結などのリスクもあるため注意が必要です。

強制ロスカットとは？

FXには「ロスカット」という仕組みがあり、一定の証拠金維持率を下回ると自動的にポジションが決済されるようになっています。

これは「大きな借金をしないように」資金を守るための仕組みです。
たとえば維持率が50%を下回るとロスカットされるという設定が一般的です。

ロスカットは便利ですが、その時点で損失が確定してしまうため、事前のリスク管理がとても重要です。

損切りと利確のルールを決めておく

FXでは「感情のコントロール」が非常に難しいと言われています。

損をしたくない → 損切りできずに大きな損失へ
もっと利益が欲しい → 利確せずに反転してマイナスへ

こうした心理の罠に陥らないためにも、エントリー前に損切りライン・利確ラインを明確に決めておくことが重要です。

たとえば「10pips逆行したら損切り、20pipsで利確」など、自分なりのルールを持ちましょう。
そして、それを機械的に実行できるようにすることが安定したトレードにつながります。

初心者が実践すべきリスク対策まとめ

最初はデモ口座or低レバレッジからスタート
海外FXならゼロカットを利用して損失額は「最悪でも入金額まで」に抑える
ロスカット基準を理解し、資金を守るトレードを意識
損切り・利確ルールは最初から書き出しておくと効果的
一気に稼ごうとせず、資金を減らさないことが最優先

国内FXと海外FXの違い

FXを始めるときにまず悩むのが「国内FXと海外FX、どっちを使うべき？」という点です。
ここでは、主な違いを表にまとめたうえで、それぞれの特徴をわかりやすく解説します。

国内FXと海外FXの主な違い

項目	国内FX	海外FX
レバレッジ	最大25倍（法律で規制）	最大1000倍以上も可（業者による）
ゼロカット制度	なし（＝追証のリスクあり）	あり（＝借金リスクなし）
ボーナス	ほぼなし	あり（口座開設・入金・取引など）
スプレッド	狭い（USD/JPYで0.2〜0.3銭など）	広め（USD/JPYで1.0pips前後が多い）
安全性	金融庁登録の国内業者で安心	ライセンス取得済でもピンキリ。選定が重要
約定力・取引の安定性	高め。滑りにくい	業者によってはスリッページや約定拒否も

自分の目的に合わせて選ぼう

こんな人におすすめ	国内FX	海外FX
安全性を重視したい	✅	△
少額から始めたい	△	✅
借金のリスクを避けたい	△	✅
ボーナスを活用したい	△	✅
スプレッド重視（短期トレード）	✅	△

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FXはどんな人に向いている？

自宅で副収入を得たい人

FXはインターネットとスマホがあれば、自宅でも気軽に始められる投資です。わざわざどこかに出かける必要がなく、通勤の合間や家事の合間など、スキマ時間を活用してトレードができます。
また、時間や場所に縛られないため、副業としての相性が非常に良いのが特徴です。

スキマ時間を活用して投資したい人

FX市場は24時間稼働しているため、昼間働いている人でも、夜や早朝など自分の空いている時間に取引できます。
しかも、スマホのアプリでいつでもチャートを確認したり、ワンタップで取引できるため、ちょっとした空き時間でも資産運用が可能です。

少額から資産運用を始めたい人

FXでは、数千円〜1万円程度の少額資金からでも取引が可能です。
レバレッジを使えば、少ない元手で大きな金額を動かすことができるため、資金が限られている人でも投資のスタートラインに立てます。
特に海外FXではボーナスや高レバレッジの活用で、小資金でも大きく増やすチャンスがあります。

経済や世界の動きに興味がある人

FXは各国の通貨を取引するため、経済指標・金利政策・要人発言・地政学リスクなど、世界の動きがすべて取引に関係します。
ニュースや経済情報に触れることが好きな人にとっては、学ぶことがそのまま利益につながる魅力的な分野です。
「今ドルが上がったのはなぜ？」「このニュースがチャートにどう影響する？」という視点で、日常が少し違って見えるようになるでしょう。

🌟 結論

FXは、

在宅で副収入を目指したい人
限られた時間で資産運用したい人
少ない資金から投資を始めたい人
経済の仕組みに興味がある人

にとって、非常に相性の良い投資手段です。
「やってみたい」と感じたなら、まずは少額＆デモ口座から始めて、FXの世界に触れてみるのがおすすめです。

FXを始めるには？

証券会社で口座を開設
本人確認書類を提出
資金を入金
トレード開始！

詳しくは「【初心者向け】FXを始めるには？国内・海外口座の違いと始め方を徹底解説」にて。

: 【初心者向け】FXを始めるには？国内・海外口座の違いと始め方を徹底解説
FXってどうやって始めるの？ FXに興味はあるけど、「どうやって始めたらいいかわからない」「リスクが大きそうで不安」と感じている方も多いのではないでしょうか。実は、FXはきちんと手順を踏めば、誰でも少 ...

損をしないために大事なこと

資金管理：ロット設定や損切りのルールを守る
メンタル管理：感情に振り回されない
無理なトレードをしない

: 【保存版】FXで勝ち続ける人の資金管理とメンタル管理まとめ
なぜ勝てないのか？の答えがここにある FXで継続的に勝てない原因の多くは、「手法が悪い」わけではありません。本当の理由は、資金管理とメンタルの弱さにあります。どんなに優れたロジックでも、・大きく張り ...

まとめ
FXは正しい知識で、誰でも挑戦できる投資

FXは「なんとなく怖い」「難しそう」と思われがちですが、正しい基礎知識とルール、リスク管理を身につければ、少額からでも安心してスタートできる投資です。

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まずは「通貨ペアの仕組み」「キャピタルゲイン・スワップポイント」「レバレッジとリスク対策」といった基本を理解しましょう。

次のステップでは、

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▶ [テクニカル分析入門]

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FXの世界を、一歩ずつ着実に学んでいきましょう。